どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
そして、定期健診に行く時は、必ず涼が連れて行ってくれた。
涼は、お腹の子の映像を見る度に、成長に感動し、毎回先生に、私の体を気遣って、色々質問していた。
その様子を、私の横で聞いていた看護師さんが、
「夏目さん、こんなに奥さんやお子さんの事を気にかけて、質問するお父さん、羨ましいですよ」
「はい…本当に私には、勿体無いくらいの主人です」
涼の真剣な様子を見て、微笑ましく説明する先生との会話が終わるのを、静かに待っていた。
健診が終わり、支払いが終わった時に、会社から連絡があったみたいで、
「会社に電話するから、ここで待ってて」
そう言うと、外に出て行った。
待っている間、前の棚にある雑誌を何気なく手に取った。
ふと雑誌を見ていると、『飛躍するホテルスノークリスタル 副社長にインタビュー!』の文字が飛び込んで来た。
開いて見ると、陽先輩の写真が載っていた。
またカッコ良くなってる…
次はハワイで始めるリゾートホテルか…
凄いね、陽先輩。さすがだよ。
涼は、お腹の子の映像を見る度に、成長に感動し、毎回先生に、私の体を気遣って、色々質問していた。
その様子を、私の横で聞いていた看護師さんが、
「夏目さん、こんなに奥さんやお子さんの事を気にかけて、質問するお父さん、羨ましいですよ」
「はい…本当に私には、勿体無いくらいの主人です」
涼の真剣な様子を見て、微笑ましく説明する先生との会話が終わるのを、静かに待っていた。
健診が終わり、支払いが終わった時に、会社から連絡があったみたいで、
「会社に電話するから、ここで待ってて」
そう言うと、外に出て行った。
待っている間、前の棚にある雑誌を何気なく手に取った。
ふと雑誌を見ていると、『飛躍するホテルスノークリスタル 副社長にインタビュー!』の文字が飛び込んで来た。
開いて見ると、陽先輩の写真が載っていた。
またカッコ良くなってる…
次はハワイで始めるリゾートホテルか…
凄いね、陽先輩。さすがだよ。