結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜【電子書籍化決定】
突然の声に振り返ると、出ていったはずのジョシュア殿下がなぜか入口に立っていた。
「で、殿下! どうしてこちらに……」
「ペンを忘れちゃってね。それより、人を傷つけて平気な顔をしていられるのは……って話の続きを聞こうか?」
うっ。しっかり聞かれてる!
でも、ここで正直に答えることはできないわ。
今度はどんな嫌がらせを提案されるかわからないし、なんとしてもごまかさないと!
慌てる私たちの様子を楽しそうに見ているジョシュア殿下。
腕を組み、壁に寄りかかっているその姿はまるで絵画のようだ。
この麗しい姿に騙されてはダメよ……!
「で、殿下! どうしてこちらに……」
「ペンを忘れちゃってね。それより、人を傷つけて平気な顔をしていられるのは……って話の続きを聞こうか?」
うっ。しっかり聞かれてる!
でも、ここで正直に答えることはできないわ。
今度はどんな嫌がらせを提案されるかわからないし、なんとしてもごまかさないと!
慌てる私たちの様子を楽しそうに見ているジョシュア殿下。
腕を組み、壁に寄りかかっているその姿はまるで絵画のようだ。
この麗しい姿に騙されてはダメよ……!