結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜
私が辞めた後の代わりとしては、従兄弟のフィルが引き継ぐ予定で現在学園に通っている。
たしか来月卒業するはずだ。
フィルが卒業する頃になったら、私は秘書官を辞めて誰かと結婚をするのだろう──そう思っていたのに、まさか婚約者がいないどころか今まで一度もそんなお話すらいただけていないなんて……。
さすがに予想外だ。
バークリー公爵家の家柄であれば、特に問題はないはず。
それなのに、こんなに婚約のお話がこないということは……。
「やっぱり私に問題が……!?」
仕事上、若い貴族男性に会う機会は多い。
実はこっそりと2人でお食事に……と声をかけてもらったことだってある。
けれど、ただの社交辞令だったのかそのお誘いが実行されることは一度だってなかった。
たしか来月卒業するはずだ。
フィルが卒業する頃になったら、私は秘書官を辞めて誰かと結婚をするのだろう──そう思っていたのに、まさか婚約者がいないどころか今まで一度もそんなお話すらいただけていないなんて……。
さすがに予想外だ。
バークリー公爵家の家柄であれば、特に問題はないはず。
それなのに、こんなに婚約のお話がこないということは……。
「やっぱり私に問題が……!?」
仕事上、若い貴族男性に会う機会は多い。
実はこっそりと2人でお食事に……と声をかけてもらったことだってある。
けれど、ただの社交辞令だったのかそのお誘いが実行されることは一度だってなかった。