結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜
「妻になる『候補』の方を決めるのです! この中で、殿下の目にとまった方を何人でもいいので教えてください。少しずつ人数を減らしていきましょう!」
「あとでな」
「今です!」
「じゃあ、セアラがあと3年は秘書官を続けると約束するなら、選んであげてもいいけど?」
あと3年!?
「無理ですよ。そしたら私は26歳になってしまいます」
「大丈夫だよ。姉だって26歳だけど、まだ結婚していないだろう?」
ジョシュア殿下のお姉様であるマーガレット王女は、まだ嫁がずにここで暮らしている。
「それは、お相手の王太子様が遠方の国に行かれているから、結婚が延期になっただけではないですか! お相手すらいない私とは違います」
「……セアラはそんなに結婚したいの?」
「そ、れは……」
「あとでな」
「今です!」
「じゃあ、セアラがあと3年は秘書官を続けると約束するなら、選んであげてもいいけど?」
あと3年!?
「無理ですよ。そしたら私は26歳になってしまいます」
「大丈夫だよ。姉だって26歳だけど、まだ結婚していないだろう?」
ジョシュア殿下のお姉様であるマーガレット王女は、まだ嫁がずにここで暮らしている。
「それは、お相手の王太子様が遠方の国に行かれているから、結婚が延期になっただけではないですか! お相手すらいない私とは違います」
「……セアラはそんなに結婚したいの?」
「そ、れは……」