結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜
言い淀んだ私を見て、ジョシュア殿下が嬉しそうにニヤッと笑う。
何も言っていないというのに、心の中を見透かされたようだ。
結婚したいのかって聞かれたら、ハッキリ「はい」とは言えないけど……。
なぜなら、私はいつか結婚するために婚約者を作らなくちゃと焦っているだけで、今すぐに誰かと結婚したいと思っているわけではないからだ。
自分のためというよりも家のためにという気持ちが強いし、できることなら政略結婚よりも恋愛結婚がしたいという希望もある。
でも! だからこそ、少しでも早く秘書官を辞めて婚約者を探す必要があるのよ!
ジョシュア殿下は言い当てたのが嬉しいのか、得意げに話を続ける。
「ほら。すぐに結婚したいわけではないんだろう?」
「そうですが、すぐにお相手を探したいという気持ちはあります! ここで働いているうちは出会いもありませんので」
「まぁ、そうだろうね。俺が邪魔してたし」
「…………はい?」
何も言っていないというのに、心の中を見透かされたようだ。
結婚したいのかって聞かれたら、ハッキリ「はい」とは言えないけど……。
なぜなら、私はいつか結婚するために婚約者を作らなくちゃと焦っているだけで、今すぐに誰かと結婚したいと思っているわけではないからだ。
自分のためというよりも家のためにという気持ちが強いし、できることなら政略結婚よりも恋愛結婚がしたいという希望もある。
でも! だからこそ、少しでも早く秘書官を辞めて婚約者を探す必要があるのよ!
ジョシュア殿下は言い当てたのが嬉しいのか、得意げに話を続ける。
「ほら。すぐに結婚したいわけではないんだろう?」
「そうですが、すぐにお相手を探したいという気持ちはあります! ここで働いているうちは出会いもありませんので」
「まぁ、そうだろうね。俺が邪魔してたし」
「…………はい?」