結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜
今までに、男性から食事などに誘われたことは何度かあった。
けれど、それはすべて実行されることはなく、みんな口先だけの約束なのだと思っていた。
まさか、殿下が邪魔していたからだなんて!
私への嫌がらせが趣味とはいえ、これはいくらなんでもひどいわ!
「殿下。どうしてそのようなことを? 私に対する嫌がらせだとしても、あまりにもひどすぎます」
「嫌がらせじゃないけど」
「では、なぜですか?」
「セアラが好きだから」
「…………え?」
目を丸くした私を見て、ジョシュア殿下がニヤッと笑った気がした。
けれど、それはすべて実行されることはなく、みんな口先だけの約束なのだと思っていた。
まさか、殿下が邪魔していたからだなんて!
私への嫌がらせが趣味とはいえ、これはいくらなんでもひどいわ!
「殿下。どうしてそのようなことを? 私に対する嫌がらせだとしても、あまりにもひどすぎます」
「嫌がらせじゃないけど」
「では、なぜですか?」
「セアラが好きだから」
「…………え?」
目を丸くした私を見て、ジョシュア殿下がニヤッと笑った気がした。