四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!
野獣×野獣×野獣!?〜オオカミさんの弱音と八つ当たり〜
夏休みが終わった。
今日は始業式だけで帰れる。
帰ったら四季くんに会いたいなぁ。
なんて思っているのに、朝から四季くんからの連絡が全然ない。
昨日の夜は普通にメッセージのやり取りをしたんだけど…。
「シュリ、体育館いこ」
「うん」
教室を出たら、ちょうど隣の教室から出てくるみのりちゃんに会った。
ばっちり目が合ったけれど、
みのりちゃんはパッと視線を逸らした。
私もなんて言えばいいか分かんなかったし、
きっと関係を修復させることは無理なんだろうと思って通り過ぎようとした。
「ごめん」
かすかに、小さく聞こえた声に振り向く。
みのりちゃんが一瞬だけ私を見て、
一緒にいた友達と早歩きで行ってしまった。
動けないでいる私の背中に、夕凪がぽんって手のひらを添えた。
うれしかった。
そのたった一言を忘れないでいようって思った。
今日は始業式だけで帰れる。
帰ったら四季くんに会いたいなぁ。
なんて思っているのに、朝から四季くんからの連絡が全然ない。
昨日の夜は普通にメッセージのやり取りをしたんだけど…。
「シュリ、体育館いこ」
「うん」
教室を出たら、ちょうど隣の教室から出てくるみのりちゃんに会った。
ばっちり目が合ったけれど、
みのりちゃんはパッと視線を逸らした。
私もなんて言えばいいか分かんなかったし、
きっと関係を修復させることは無理なんだろうと思って通り過ぎようとした。
「ごめん」
かすかに、小さく聞こえた声に振り向く。
みのりちゃんが一瞬だけ私を見て、
一緒にいた友達と早歩きで行ってしまった。
動けないでいる私の背中に、夕凪がぽんって手のひらを添えた。
うれしかった。
そのたった一言を忘れないでいようって思った。