四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!
「他人に勝手にバラされるくらいなら、自分で行動しようって決めたんです。だから今日は若葉先輩への気持ちの重さを知ってもらおうと思って」
四季くんに渡すみたいに、持っていたものを差し出した。
A4サイズのスクラップブックみたいだった。
皐月くんは四季くんの袖をギュッと握り締めて、顔を逸らしている。
「なにこれ」
「私のコレクションです」
四季くんがゆっくりとカバーをめくった。
ページいっぱいに貼りめぐらされた皐月くんの写真。
どのページもびっしりと、いろんな表情の皐月くんで埋め尽くされている。
「マジか…」
「どうですか?すごいでしょ?」
「みのりちゃん…これって…」
「あんたにお節介されなくても、アピールできる材料は持ってるのよ。分かった?」
「こんなの間違ってるよ…」
「は?」
「ちゃんと見てよ…。遠巻きに見て隠し撮りして、写真の中に閉じ込めた皐月くんじゃなくて…今の皐月くんをちゃんと見てよ…」
「なに言ってんの?」
四季くんに渡すみたいに、持っていたものを差し出した。
A4サイズのスクラップブックみたいだった。
皐月くんは四季くんの袖をギュッと握り締めて、顔を逸らしている。
「なにこれ」
「私のコレクションです」
四季くんがゆっくりとカバーをめくった。
ページいっぱいに貼りめぐらされた皐月くんの写真。
どのページもびっしりと、いろんな表情の皐月くんで埋め尽くされている。
「マジか…」
「どうですか?すごいでしょ?」
「みのりちゃん…これって…」
「あんたにお節介されなくても、アピールできる材料は持ってるのよ。分かった?」
「こんなの間違ってるよ…」
「は?」
「ちゃんと見てよ…。遠巻きに見て隠し撮りして、写真の中に閉じ込めた皐月くんじゃなくて…今の皐月くんをちゃんと見てよ…」
「なに言ってんの?」