四人の旦那様〜結婚してください〜
そう謝る凪さんは飼い主に叱られた子犬みたいで、私はつい「いいですよ」と許してしまう。すると凪さんの顔は一気に明るくなり、「どこに行きたい?」と訊いてきた。
私は特に思いつかなかったので、凪さんオススメの場所へ行くことに。連れて行かれたのは駅前にあるデパートだった。おしゃれなブランドがたくさんある……!
夕方だけどデパートで買い物を楽しんでいる人は多い。スマホを見ながら歩いている人にぶつかりそうになった瞬間、手を引かれた。
「はぐれたら危ないから」
凪さんはそう言い、私の手を繋ぐ。指を絡められてドキッとした。これって……。
「凪さん、この繋ぎ方はちょっと恥ずかしいです。……これって恋人繋ぎじゃないですか」
「何か問題ある?仮にも俺たち夫婦だよ?」
笑いかけられてしまった。まあ、確かにそうなんだけど。繋がれた手に力が込められて、嫌でも意識してしまう。恋人繋ぎなんて初めてなのに、凪さんかっこいいから……。
「ところで、デパートに何を見に来たんですか?」
私は特に思いつかなかったので、凪さんオススメの場所へ行くことに。連れて行かれたのは駅前にあるデパートだった。おしゃれなブランドがたくさんある……!
夕方だけどデパートで買い物を楽しんでいる人は多い。スマホを見ながら歩いている人にぶつかりそうになった瞬間、手を引かれた。
「はぐれたら危ないから」
凪さんはそう言い、私の手を繋ぐ。指を絡められてドキッとした。これって……。
「凪さん、この繋ぎ方はちょっと恥ずかしいです。……これって恋人繋ぎじゃないですか」
「何か問題ある?仮にも俺たち夫婦だよ?」
笑いかけられてしまった。まあ、確かにそうなんだけど。繋がれた手に力が込められて、嫌でも意識してしまう。恋人繋ぎなんて初めてなのに、凪さんかっこいいから……。
「ところで、デパートに何を見に来たんですか?」