【マンガシナリオ】転校先で「キング」からの溺愛を受けちゃってます!
第3話
〇姫百合学園生徒会室(朝)
怜王、目を見開いて驚く綾乃の右手を取る。
怜王「そういう訳で今日から君は俺のプリンセスとして扱うから」
綾乃「えっちょっ待ってください……!」
綾乃M「先生が言うには普通はヌ級ル級ヲ級からスタートだよね?! なんでいきなり私が最高位のプリンセスに……?!」
綾乃「えっと、その、ヲ級辺りからスタートじゃないんですか?! そんな特別扱いって……」
怜王、くすっと笑ってひざまずき綾乃の右手の甲にキスをする。
怜王「俺はキングだから。それくらいお安い御用だよ。ああ、あと自己紹介まだだったね。俺は都怜王(みやこ れお)。今日からよろしくね村井綾乃さん?」
綾乃、顔を赤くしつつも困惑する表情を浮かべながら怜王の顔を見下ろす。
綾乃「い、いいんですか……?」
綾乃の元へ加山雄介(かやま ゆうすけ)が静かに歩いて近寄る。
雄介「キング様の思し召しです。お気持ちは分かりますがここは素直に応じてくださいませ。それに他の子達からのいじめられるとお思いですか?」
綾乃M「この人……キングの家来みたいな人なのかな。確かに言ってる事は当たりなんだけど。てかどっかで見た事あるような無いような」
綾乃「まあ……正直に言うと……はい。だって選抜入りした子は皆プリンセスになりたいん、ですよね? そんな中ぽっと出の私がいきなりプリンセスだなんて……」
怜王「気にするな。過去にも例はある。それに綾乃に手を出すやつは誰であろうと許さないしそのような事が無いように君を守ってみせるから」
怜王、立ち上がって不安そうにしている綾乃の顔を見つめる。
綾乃「ほ、ほんとですか……? ほんとに守ってくれるんですか?」
綾乃M「信用できるのとあまり信用できないのと2つある……」
怜王「本当だ。なら今ここで示そうか?」
綾乃「え」
怜王、綾乃に抱き着きその場でキスをする。綾乃、顔を更に赤く染める。
綾乃M「えっ、キスしてる……しかもこれ、初めてなんですけど!」
雄介達怜王の取り巻き、怜王と綾乃のキスをじっと見ている。雄介、あごに右手の指を乗せている。
綾乃M「舌が……入ってきてる。しかも皆の目の前でこんな事……! なんか恥ずかしいし胸がドキドキする!」
怜王、ここで綾乃の唇から自身の唇を離す。
綾乃「ぷはっ……はあっ、はあっ」
怜王「……分かってくれた?」
綾乃M「すごい、ダイレクトと言うか……」
綾乃「は、はい……理解、出来ました……」
怜王「じゃあ、プリンセスになってくれる?」
怜王、にこりと綾乃にいたずらっぽく微笑む。
綾乃M「そう言われたら……受け入れるしかないよ」
綾乃「はい。まだまだ至らない所も多いかもしれませんが……よろしくお願いします」
怜王「じゃあ、決まりって事で!」
〇姫百合学園キング専用教室(午前)
綾乃、怜王と雄介に連れられキング専用の教室へと移動する。
綾乃「あの、専用の教室で授業受けるんですか?」
怜王「そうだよ。カリキュラムも俺が全部決めた。国数英理社の基本的なモノと後は自分が好きなやつ」
雄介「プリンセスもキングと同じように専用の教室で授業を受ける事が出来ます。カリキュラムも自由に変更可能です」
綾乃「そうなんですね……」
雄介「そうです。これもプリンセスの特権なので」
雄介、眼鏡をくいっと指で挙げる。
綾乃M「そうなんだ……」
目の前にキング専用教室と書かれた看板のある白いドアが現れる。雄介、ドアを開ける。
雄介「どうぞ」
綾乃「失礼します……」
専用教室の全体像を描いたコマ。白い壁紙に白やピンクの色を基調としたアンティーク調の椅子に机にソファやベッド、ホワイトボードが配置されている。
綾乃「えっこれが?」
綾乃M「教室じゃなくて、お姫様の部屋だ……」
怜王「驚いた?」
綾乃「そ、そうですね……すみません」
怜王、白いソファにどかっと座る。
怜王「ああ、おなかすいた。朝ご飯食べるの忘れてた……」
雄介「キング、朝食は何になさいますか?」
雄介、怜王の目の前にひざまずき持っていたタブレット端末を怜王に見せる。
綾乃M「えっ? どゆこと?」
綾乃「えっその、授業は?」
怜王「1時間目は無しだから朝食食べようと思って。綾乃も食べようよ」
綾乃「えっ」
綾乃M「いきなりそう言われても! てか朝ご飯食べたからお腹空いてないし!」
怜王、雄介からタブレットを受け取り、綾乃へ差し出す。
怜王「何にする? ジュースもあるよ」
綾乃「えっと……じゃあ、リンゴジュースでお願いします」
怜王「じゃあ雄介、それでよろしく」
雄介「かしこまりました」
数分後、教室内に男子生徒がカートを押して入室してくる。
男子生徒「お待たせしました。目玉焼きとベーコンとトーストとコンソメスープ。そしてリンゴジュースと野菜ジュースになります」
男子生徒、怜王と綾乃にそれぞれ注文した品を渡す。
男子生徒「それでは失礼いたします」
男子生徒、怜王と綾乃に一礼して退出する。
綾乃M「……まるで夢みたいだ。自分が金持ちになった気分がする……」
綾乃、リンゴジュースをストロー越しに1口飲む。
綾乃M「これから、どうなるんだろ……」
怜王、目を見開いて驚く綾乃の右手を取る。
怜王「そういう訳で今日から君は俺のプリンセスとして扱うから」
綾乃「えっちょっ待ってください……!」
綾乃M「先生が言うには普通はヌ級ル級ヲ級からスタートだよね?! なんでいきなり私が最高位のプリンセスに……?!」
綾乃「えっと、その、ヲ級辺りからスタートじゃないんですか?! そんな特別扱いって……」
怜王、くすっと笑ってひざまずき綾乃の右手の甲にキスをする。
怜王「俺はキングだから。それくらいお安い御用だよ。ああ、あと自己紹介まだだったね。俺は都怜王(みやこ れお)。今日からよろしくね村井綾乃さん?」
綾乃、顔を赤くしつつも困惑する表情を浮かべながら怜王の顔を見下ろす。
綾乃「い、いいんですか……?」
綾乃の元へ加山雄介(かやま ゆうすけ)が静かに歩いて近寄る。
雄介「キング様の思し召しです。お気持ちは分かりますがここは素直に応じてくださいませ。それに他の子達からのいじめられるとお思いですか?」
綾乃M「この人……キングの家来みたいな人なのかな。確かに言ってる事は当たりなんだけど。てかどっかで見た事あるような無いような」
綾乃「まあ……正直に言うと……はい。だって選抜入りした子は皆プリンセスになりたいん、ですよね? そんな中ぽっと出の私がいきなりプリンセスだなんて……」
怜王「気にするな。過去にも例はある。それに綾乃に手を出すやつは誰であろうと許さないしそのような事が無いように君を守ってみせるから」
怜王、立ち上がって不安そうにしている綾乃の顔を見つめる。
綾乃「ほ、ほんとですか……? ほんとに守ってくれるんですか?」
綾乃M「信用できるのとあまり信用できないのと2つある……」
怜王「本当だ。なら今ここで示そうか?」
綾乃「え」
怜王、綾乃に抱き着きその場でキスをする。綾乃、顔を更に赤く染める。
綾乃M「えっ、キスしてる……しかもこれ、初めてなんですけど!」
雄介達怜王の取り巻き、怜王と綾乃のキスをじっと見ている。雄介、あごに右手の指を乗せている。
綾乃M「舌が……入ってきてる。しかも皆の目の前でこんな事……! なんか恥ずかしいし胸がドキドキする!」
怜王、ここで綾乃の唇から自身の唇を離す。
綾乃「ぷはっ……はあっ、はあっ」
怜王「……分かってくれた?」
綾乃M「すごい、ダイレクトと言うか……」
綾乃「は、はい……理解、出来ました……」
怜王「じゃあ、プリンセスになってくれる?」
怜王、にこりと綾乃にいたずらっぽく微笑む。
綾乃M「そう言われたら……受け入れるしかないよ」
綾乃「はい。まだまだ至らない所も多いかもしれませんが……よろしくお願いします」
怜王「じゃあ、決まりって事で!」
〇姫百合学園キング専用教室(午前)
綾乃、怜王と雄介に連れられキング専用の教室へと移動する。
綾乃「あの、専用の教室で授業受けるんですか?」
怜王「そうだよ。カリキュラムも俺が全部決めた。国数英理社の基本的なモノと後は自分が好きなやつ」
雄介「プリンセスもキングと同じように専用の教室で授業を受ける事が出来ます。カリキュラムも自由に変更可能です」
綾乃「そうなんですね……」
雄介「そうです。これもプリンセスの特権なので」
雄介、眼鏡をくいっと指で挙げる。
綾乃M「そうなんだ……」
目の前にキング専用教室と書かれた看板のある白いドアが現れる。雄介、ドアを開ける。
雄介「どうぞ」
綾乃「失礼します……」
専用教室の全体像を描いたコマ。白い壁紙に白やピンクの色を基調としたアンティーク調の椅子に机にソファやベッド、ホワイトボードが配置されている。
綾乃「えっこれが?」
綾乃M「教室じゃなくて、お姫様の部屋だ……」
怜王「驚いた?」
綾乃「そ、そうですね……すみません」
怜王、白いソファにどかっと座る。
怜王「ああ、おなかすいた。朝ご飯食べるの忘れてた……」
雄介「キング、朝食は何になさいますか?」
雄介、怜王の目の前にひざまずき持っていたタブレット端末を怜王に見せる。
綾乃M「えっ? どゆこと?」
綾乃「えっその、授業は?」
怜王「1時間目は無しだから朝食食べようと思って。綾乃も食べようよ」
綾乃「えっ」
綾乃M「いきなりそう言われても! てか朝ご飯食べたからお腹空いてないし!」
怜王、雄介からタブレットを受け取り、綾乃へ差し出す。
怜王「何にする? ジュースもあるよ」
綾乃「えっと……じゃあ、リンゴジュースでお願いします」
怜王「じゃあ雄介、それでよろしく」
雄介「かしこまりました」
数分後、教室内に男子生徒がカートを押して入室してくる。
男子生徒「お待たせしました。目玉焼きとベーコンとトーストとコンソメスープ。そしてリンゴジュースと野菜ジュースになります」
男子生徒、怜王と綾乃にそれぞれ注文した品を渡す。
男子生徒「それでは失礼いたします」
男子生徒、怜王と綾乃に一礼して退出する。
綾乃M「……まるで夢みたいだ。自分が金持ちになった気分がする……」
綾乃、リンゴジュースをストロー越しに1口飲む。
綾乃M「これから、どうなるんだろ……」