君と"ほんとの恋"が        できて良かった…
だって、私達は友達…じゃないの?


―――モヤッ


(また、だ…)


宇野くんの事を、"友達"と考えるたび胸がモヤモヤする。


これは一体何なんだろう。


そんな風に一人で悶々と思い悩んでいると…


「返事は…待つから。海川ちゃんの答えが出たとき…。その時聞かせて?」


「う、ん。わかった…」


私がそう返事すると「じゃあな、気をつけて!」とだけ言って帰ってしまった。


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