君と"ほんとの恋"が        できて良かった…
未だに信じらんない…。


あの、宇野くんが私の事好きなんて…


また考え始めてしまった自分を必死に抑え、私は眠りについた。




「え?好きってなにか?」


翌日


今日は学校が休みな為、私は芽衣莉とお茶をしていた。


「うん、最近"好き"がなにかわからなくなっちゃって」


本当は、『分からなくなった』じゃなくて『分からない』だけど、変な風に思われることを恐れた私はとっさに嘘をついてしまった。


しかし、芽衣莉に嘘をつくのは不本意だった。


「あぁー、それって宇野くんのこと?」


「へ?!」


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