君と"ほんとの恋"が        できて良かった…



(はぁ。緊張してきたよぉ…)


心のなかで悶絶していると、屋上のドアが開く音がした。


「ごめん、待った?」


ドアを開けたのは、宇野くんだった。


「ううん、全然」


私は必死にそう答えた。


「あの、ね、」


私は、前みたいな沈黙ができるのが嫌で単刀直入に話し出してしまった。


「…うん。」


「私、宇野くんのことが……






す、き。。。です」


…言っ、ちゃった。
< 26 / 36 >

この作品をシェア

pagetop