この青く澄んだ世界は希望の酸素で満ちている



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 心詞(みこと)の話。


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 久しぶりに学校に行った日。







 心詞は。
 話をした、勇気を出して。
 心詞のことを集団無視するように仕向けた女子たち三人に。

 幼なじみの光居(みつい)くん。
 彼とはこれからも仲良くしていく、と。



 心詞の勇気ある言動。
 それを見て聞いていたクラスメートたちの反応。 
『佐穂さん、かっこいい』とか。
『大人しそうに見えて、なかなかやるじゃないか』など。
 好評だったようで。

 そんな中。
 心詞が仲良くしている女の子二人も。
『心詞ちゃん、ごめんね』
 そう言った。


 許した、心詞は。
 その女の子二人のことを。





 そのとき。
 心詞のブレスレットが緑色に。










 そして、その後。

 クラスの雰囲気は。
 戻っている、普段通りに。



 ただ。
 一つだけ普段と変わったことが。

 それは。
 噓のように大人しくなっている。
 心詞のことを集団無視するように仕向けた女子たち三人の態度が。





 やっぱり。
 よかった、勇気を出して。

 心詞は。
 そう思った、しみじみと。












 これが心詞の近況報告。


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