この青く澄んだ世界は希望の酸素で満ちている



 それから。
 家族の関係。












 まずは。
 お父さんとの関係。










 お父さんとは。
 よく言い合いになる。


 とはいっても。
 侮辱を言われているのではなく。
 お互いの考えていることや思っていること。
 それらを伝え合っている。





 相変わらず。
 意見が合わない、お父さんとは。


 それでも。
 伝え合う、お互いの意見を。

 それは。
 とても大切なこと。
 そう思う。



 偽ることなく。
 素直に正直に。

 それは。
 機械的ではなく。
 人間らしくて温かみがあると思う。


 こういう時代。
 だからこそ。
 思う、必要だと。







 それから。
 話すようになった、お父さんは。
 私が生まれる前の父さんのことを。

 とはいっても。
 その頃の自分を誇らしげに話しているだけなのだけど。



 でも、まぁ。

 侮辱していた、一方的に。
 私のことを。

 そのときよりも。
 なっている、穏やかに。
 そんな気がした。


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