バット モーニング ウィズ ユー
日常。

毎日、誰と何人とすれ違ったり、話しているんだろう。

私、松村エマは恋をしたかもしれません。
しかも、、イケない恋ってやつです。だめなやつです。


大学に入学してからの毎日は私にとって慌ただしくも穏やかな時間を過ごしている。

高校時代と違って新しくできた友人たちとは一日中共にしている訳でもないし、授業が重なったり、お昼の時間になったら一緒に特にオチの無い会話をして先生の癖を真似してみたり、ご飯をシェアしたり、大学生活はゆったりしていて心地がいい。

でも、問題がないわけでもなく。

私は中学生時代付き合った彼とは高校が別々だって理由と、なんやかんやあった後に彼との信頼関係がズレてきているんじゃないかと思ってお別れをした。
そのまま、高校の3年間特に恋もせず?他校の男子と連絡をとっていたこともあるけど、SNSでの恋とか自分無理かもってなっちゃってそのまま消滅でおわり。

そんなことがあって、今の大学生活のはじまり。
恋はしたいけど面倒なことにはなりたくないっていう自分でもどっちだよって言いたくなるくらいの気持ちだけど、友人が彼氏と幸せそうなオーラがだだ漏れだから少なからず、影響は受けているはず。

でも自分でも久しぶりの感覚があったの。心臓近くがうわっ。気になるかも。みたいな感覚。これどうやって言語化すればいいんだろ。とにかく多分一目惚れってやつだと思う。

多分。たぶんだよ?たぁぶぅん。

ここまでだる絡みするのは、この松村エマの脳内が不安の文字で埋め尽くされているからです。

私は大学のあるプロジェクトに所属している。なんか商品を開発したり、マーケティングをしたり、役に立ちそうだなって思って友人のルイと所属。
そこは一年から四年まで全学年がいて、見学した時に雰囲気がよくて、楽しそうで、先輩がみんな優しかったから勇気をだして入ってみた。

こんなに、いきいきと話しているけど、表はクールぶってるし、緊張でおしゃべりになってる時もあるからほんとにtheあがり症ってやつなんです。泣

挨拶が終わって、先輩たちとアイスブレイクをする時間がある。まさかの、シャッフル。ルイとも一旦お別れだし、一年少ないからほぼ先輩と組むことになった。




一年 社会学科 松村エマです。お願いします。


〇〇 よろしくね?一年に見えないね〜。

〇〇 これから、頑張っていこうね、なんでも聞いて!


みんな、優しすぎ。てか、不安になる必要なかった。これから色々企画するのも楽しみだし、ここならうまくやっていけそう。


〇〇 えぇーと、四年の高橋丈です。お願いします。

となりに座っている彼。ちゃんと目を合わせて話してくるからつい晒してしまう。
サラサラの髪と綺麗な骨格、スポーツをやってそうな少し日に焼けた腕に綺麗な血管。




先輩、たぶん先輩のこと好きになると思います。
あ、これは松村の心の中の言葉です。ーーーーー

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