狂愛〜虎を照らす月〜
8〜岳side〜
あったかい。

深月がいる。
ちゃんと。

そしてそっと目を開けた。

そしてキュッと深月を抱きしめる。

「おはよ。岳」
深月が顔だけ振り向いた。

「ん。はよ。起きてたのか?」
そう言って、深月にキスをする。

「ふふふ。さっき起きた」


「なんだよ。起こせよ」

深月はまだ少し眠いのか、瞬きがとろい。

「また寝そうだった」

「そうか。身体は大丈夫か?」
抱きたい。

「ん?だいじょーぶだよ」
ははは。眠そうだな。

朝から元気な俺を押し付ける。

「岳、、、」


「ん?なんだ?」
足の間に挿れて少し動かす。

「ん、、、朝から、、元気すぎ」
寝起きの深月は、やたらと色気がでてる。
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