狂愛〜虎を照らす月〜
「んじゃ、鍛えてて良かったね。」


「あの日、初めて抱いた日」


「え?ああ。うん、、、」


「まぁ、今もだけど。お前を前にすると俺、狂っちまうらしい」


私もだよ。


「あの日も、催淫剤飲まされて辛そうにしてるお前見て、何とかしないとと思った。
楽にしてやらないとって。」


「うん」


「でも、何回かして、お前はもう薬の効果も切れて落ち着いたはずだったんだよ。覚えてないか?なのに、俺が止まんなくなって。結局、お前が気を失うまで抱き続けた」


「うん」


「わかってたのか?」


「どこからどこまでがってのはわからなかった。
でも、やめないでってずっと思ってたよ。
あの時、私耳が、、、」

「耳?」




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