狂愛〜虎を照らす月〜
13〜深月side〜
組の中もすっかり落ち着いて、岳はまた、以前のように戻った。

お風呂も一緒に入って、並んで足を伸ばす。

「岳。これ、気に入った?」


「ああ。やってみたら、結構いい」


そんな事を言って穏やかに微笑む。


「岳のお尻かわいー」


すると岳は、私のお尻をパーンと叩いた。


「ちょっと!!」


「ははは!お前のもな」


私も負けじと岳のお尻を叩き返した。


そんな事をして遊んでいれば、


ガラガラ


陸さんと朔さんが、丸出して入って来た。


え?


また?やっちゃった?


そして、4人また無言で止まる。


デジャヴ?


私達は、ぷかぷかとお尻を浮かべたまま、、


「「わ、わりー!!」」


2人はまた、慌てて出て行った。


「岳。」


「わりぃ」


「う、うん。あ、上がろうかね」


「そだな」

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