狂愛〜虎を照らす月〜
「深月。そろそろ行くぞ。腹減ったろ」


「うん!行こう!」


俺は陸と朔に目で合図する。

2人は頷き、携帯で指示をだす。


今頃外に、うやうや護衛が待機してるはずだ。

勝己の言った通り、ちょっとしたパレードだな。本当に。

2人は、俺をみてまた頷く。

よし。準備できたな。


「深月。行くぞ」


「はーい!お腹ペコペコ」


「美味いからな。期待しとけ」


「楽しみー!!」


俺は、ニコニコとご機嫌な深月を連れて、会場を後にした。

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