狂愛〜虎を照らす月〜


残った組員が、俺達を見て話していたとも知らずに。

「若の姐さん、とんでもねぇ美人だったな」


「まさか見れると思わなかったぞ」


「ああ。俺、目合ったぞ!」


「馬鹿ヤロウ!なわけねぇだろ」


「2人並ぶと、凄い迫力だったな」


「本当にな」


「ありゃ、ヤベェよ。若のあんな溺愛する顔見た事ねぇ」


「ああ。命に変えても護らねぇとな」


「ああ。そうだな」

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