狂愛〜虎を照らす月〜
外には陸と朔が待っていて、いつも通りニヤニヤしてる。


「朝からラブラブですねぇ」
なんて陸が言ってくる。

これもいつも通り。


「お前も結婚すれば?」


「そんな相手いないの知ってんだろ」

ははは。膨れてる。
いつも仕置き後に会う女は違うのか。


「朔は?誰かいねぇの?」


「俺?いないよそんなの」

朔も膨れた。
なんだよコイツもかよ。
2人ともモテるだろうにな。


「結局、みんなビビって逃げちまう」

「俺も」

「俺めっちゃ優しいと思うんだけどな」

「いや、優しさなら俺の方が優しいぞ」


また始まった。
また、服でも脱ぎ出すか?
コイツらバカだからな。


「クククク。まぁ、頑張れ」
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