狂愛〜虎を照らす月〜



クソッ
腰が、、、止まんねぇ。

俺は奥へ奥へと向かって突き上げる。


彼女も、無意識に腰を自分で動かしてくる。


まるで腰の虎が憑依しているように。


胸を揉む俺の手に片手を添えて。


もう片方は、俺の頭の後ろに。
髪を容赦なく掴まれる。


クッ、、、


何て力だ。


彼女を振り向かせ、噛み付くようなキスをする。


キスだけで、おかしくなりそうだ。



そこからはもう、俺も理性の限界を迎え彼女が気絶するまで抱き潰した。


むしろ、俺まで背中の虎が暴れているかのように。


俺の背中の虎が。



彼女を楽にさせたいという気持ちも、もちろんあったが、彼女に挿れただけでそんな理由も、どこかに飛んでいってしまった。


こいつは一体、俺に何をしたんだ


この俺に。
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