狂愛〜虎を照らす月〜
そんな事を思っていれば、すぐに睡魔が襲ってきて、あっという間に夢の中へと入ってしまったのだった。


週明け、いつも通りの朝。


朝からお風呂に入って、髪をセットしてもらう。


そして、みんなで朝食を食べる。


そして仕事をする。


いつも通りだ。


やっぱり、私の事なんて探すはずもないか。
案外、気にも止めていないかもしれない。


そんな日が数日も続けば、単純な私は、すっかりクラブで起こった出来事の事なんて、忘れてしまっていた。


それは呑気に、毎日を送っていた。
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