狂愛〜虎を照らす月〜
朔も、運転しながら吹き出している。

すると、深月は何かに気づいたようだ。

「ねぇ、後ろ、付いてきてない?」
なんだ。気づくのか。

「ああ。大丈夫だ。うちの護衛だ」


「ご、護衛。そ、そう。」


「ああ。ずっといたぞ?」


「全然気付かなかった」


「ははは。お前は何も気にしなくていい」


「いつもなの?」


「まぁ、そうだな。」


「大変だね」


「そうでもない。気にすんな」


「そう言えば、着替えとか、、、」


「大丈夫です。今度はちゃんと用意しました」
朔が得意気に答えた。


「んえ!?」


「何だよ」


「いや、、だって、、下着とかも?」


「当たり前だろ」


「サイズ知らないでしょ?」


「なめんな。あんだけ抱いて、風呂でガッツリ裸もみたんだ。わかるわ」

「ちょっと!!」




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