パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
産まれた時も、寝返りした時も、恭弥さんは知らない。
申し訳ない気持ちでいると、そこに母が慌てて階段を下りてくる音が聞こえた。
「咲良!! 弥生いる?」
そう言いながら降りてきた母は、私たち三人を目にしてピタッと足を止めた。
弥生の手に触れていた指を離すと、恭弥さんは深々と頭を下げた。
「初めまして。松前恭弥と申します。今日はお時間を頂き……」
恭弥さんが詫びの言葉を告げだした時、手を離されたことが嫌だったのか、弥生が「あー、あー」と恭弥さんに手を伸ばして何かを訴える。
そして私の腕から抜け出して、恭弥さんの腕に行こうとする。
「弥生……」
申し訳ない気持ちでいると、そこに母が慌てて階段を下りてくる音が聞こえた。
「咲良!! 弥生いる?」
そう言いながら降りてきた母は、私たち三人を目にしてピタッと足を止めた。
弥生の手に触れていた指を離すと、恭弥さんは深々と頭を下げた。
「初めまして。松前恭弥と申します。今日はお時間を頂き……」
恭弥さんが詫びの言葉を告げだした時、手を離されたことが嫌だったのか、弥生が「あー、あー」と恭弥さんに手を伸ばして何かを訴える。
そして私の腕から抜け出して、恭弥さんの腕に行こうとする。
「弥生……」