パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 どうしたもこうしたも、考えが全くまとまらない。認知とか、養育費の話しだとばかり思い込んでいた私は、まさか彼が私と結婚をしようとしているなど想像もしていなかった。

 この間の守りたいなどの言葉は、もちろん父親との責任から出ているもので、金銭面の話しなどだと思い込んでいた。

 まさか結婚をして責任を果たそうなど思っているなんて……。

「そこまで責任を感じてもらわなくても大丈夫ですよ」

 静かにそう答えると、彼は「そうじゃない」そう口にした。

「ふたりの話し合いが足りないのでしょう。今すぐに結論をだすことはないんじゃない?」

 のんびりと母がまとめる様に言うと、柔らかく笑う。
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