パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 その横にサラダと小さなハンバーグに唐揚げにポテト。揚げ物や肉を取りすぎないように、ひとつひとつの量は少なめだ。野菜も食べてもらわなければいけないので、たっぷりの野菜が入ったコンソメスープ。

 出来上がったそれを見て、本当にこんなものでいいのかと思うが、彼のリクエストだと考え直して、ダイニングテーブルに置いた。
 弥生用の椅子がきちんと用意されていて、私たちがここに来るために準備をしてくれたことに感謝しつつ、遊ぶ二人に声をかける。

「夕飯にしましょう」

「おっ、弥生、ご飯できたって。行こうか」
 トコトコと走ってくる弥生と、その後ろから笑顔でこちらにくる恭弥さん。

「おっ、うまそう」
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