パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 すでに弥生に離乳食をあげてくれている母にお礼を伝えると、すでにできていた味噌汁、焼き魚などを盛り付け、弥生の隣へと座った。

「おいしいね」

「あーい」
 漆黒のぱっちりした目は恭弥さんにそっくりで、髪の毛は私のくせが遺伝したのか、弥生の髪はクルクルとしている。
 その髪を最近はツインテールにして、赤いリボンをするのがお気に入りのようだ。

かわいい私の弥生。

 父親がいなくてもこうしてみんなに愛されて本当によかった。
 店の手伝いをしつつ、弥生と遊んでいると一日があっという間だ。

「咲良、にんじんがなかった! 弥生も食べるからすぐに買ってきて」

「わかった、お姉さん弥生お願いしてもいい?」
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