パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 自分で放った言葉が自分を傷つける。そんなことわかっていたのに、私の口からは次々と言葉が零れ落ちる。

「なんでしたっけ? あなたと寝なければあのバーテンダーと寝てたんでしたっけ?」

「それは!」
 まさか起きていたとは思っていなかったようで、恭弥さんの顔色が変わる。
 さきほどまで私を責めていた時とは違い、顔が真っ青だ。

「それにどうして今更? あれから何年経ったと思ってるんですか? 私が連絡しなかったから何なんですか?」

 もう止められなかった。彼だけを責めることなどできないとわかっていたが、いきなり現れてこんなことを言われたくない。
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