君に、振り向いてほしいから
それに、queenは大事にされるって言ってた。

次期queen候補も、こういう風な扱いを受けているのかな?

どうして、ももかちゃんたちが次期queen候補なんだろう?

「わかった〜。じゃあ、みゆきたちはいかない」

「ありがとう、分かってくれて」

「瑠水、おいで。」

ドアが開き、璃空にいが顔を覗かせた。

「分かりました」

部屋の外に出て、璃空にいに続いて廊下を歩く。

しばらく歩くと、玄関についた。

そこでは、羽宮先輩、king、空橋先輩が誰かと言い合っていた。

言い合っていた相手は、私を見つけると、安心したような表情をつくった。

「……瑠水!一緒に帰ろう!」

「……(しゅう)くん?どうしたのですか……?」

玄関で言い合っていた相手は……。私の幼なじみ、如月(きさらぎ)柊くんだった。

柊くんも肺炎で入院してて、良くなったから一昨年に前にいた病院を退院した。

柊くんも満珠学園に入学してたんだ。

「瑠水ちゃん、この人誰?」

「私の幼なじみの、如月柊です」

「ほう?で、どうしてお前がここにいるんだよ?」

羽宮先輩は柊くんを睨みつけた。

柊くんは少し怯み、負けじと睨み返した。
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