目の前の快楽に

私のこと

朝目が覚めると



横には裸体の男性



服や下着が散乱している部屋



見慣れた風景だ



気怠い身体を起こした



下着を身につけつつ、男性を起こす



「遅刻するよ」



「おはよ」



男性も眠たそうに起きて



2人で身支度を開始



ワイシャツは袖を捲って、赤いネクタイをつける



髪の毛はゆる〜く巻く程度、メイクとカラコンはナチュラルに



スカートは切ってあるけど2折り



仕上げに十字架のネックレスを



全身鏡で姿を確認する



うん、今日もバッチリだ



視線を感じて後ろを向くと、男性と目が合った



男性が微笑みながら言う



この人無駄にイケメンだ 



「やっぱり七瀬ちゃんは可愛いね」



聞き取りやすい低い声でそう褒めてくれる



私は男性の方に2、3歩進んで答える



「ありがと〜!
 昨日最高だったよ!またやろーね」



本当に良い体だった



「もちろん!」



男性が満面の笑みを浮かべながら答える



私は舌を弄ぶ



この人は長く続きそう



期待しとくね
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