ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
「解らない? ……まいさんはね、自分が考えているよりもずっと、わがままな人なんだよ?
一見、ベタベタした恋愛は嫌いって感じで、相手にクールに接することができる人だけど。
その実、四六時中、相手から束縛されていないと、不安に駆られてしまうんだ。
でも、そういう部分は、絶対、見せたくないって、自分で壁をつくっているから……。
だから、僕みたいに多少強引でも踏みこんでいかないと、本当のまいさんには気づいてあげられないんだ」
「…………多少?」
「あれ。引っかかるとこは、そこ?」
本気で問い返してくる大地に、今度は私が笑ってやった。
知らず、腕が伸びて、大地を抱きしめていた。
「───気づいてくれて、ありがとう」
「……うん。僕が最初に気づけて、良かったよ。
こんなに可愛いらしい、わがままなまいさんに」
甘くて優しいささやきが、身体に残った官能の余韻を目覚めさせた。大地の下腹部に手を伸ばす。
「……ねぇ、もう一回、しよ……?」
「え?」
びっくりしたように大地に見返され、急に恥ずかしくなって、伸ばした手を引っこめようとした。
瞬間、大地にその手を押さえこまれた。
「……やめないで。まいさんから求められるなんて……すごく、嬉しい……」
大地の誘いに応じながら、自らも大地から与えられる煽情的な愛撫に息を乱して、くちづけを交わす。
「まいさんに、されるの……嬉しいけど……やっぱり、ちょっと……」
いつもは余裕に満ちた表情の大地が、困ったようにせつなげに息をつく。
私は、自分の中にあった奇妙な高揚感に従って、口を開いた。
一見、ベタベタした恋愛は嫌いって感じで、相手にクールに接することができる人だけど。
その実、四六時中、相手から束縛されていないと、不安に駆られてしまうんだ。
でも、そういう部分は、絶対、見せたくないって、自分で壁をつくっているから……。
だから、僕みたいに多少強引でも踏みこんでいかないと、本当のまいさんには気づいてあげられないんだ」
「…………多少?」
「あれ。引っかかるとこは、そこ?」
本気で問い返してくる大地に、今度は私が笑ってやった。
知らず、腕が伸びて、大地を抱きしめていた。
「───気づいてくれて、ありがとう」
「……うん。僕が最初に気づけて、良かったよ。
こんなに可愛いらしい、わがままなまいさんに」
甘くて優しいささやきが、身体に残った官能の余韻を目覚めさせた。大地の下腹部に手を伸ばす。
「……ねぇ、もう一回、しよ……?」
「え?」
びっくりしたように大地に見返され、急に恥ずかしくなって、伸ばした手を引っこめようとした。
瞬間、大地にその手を押さえこまれた。
「……やめないで。まいさんから求められるなんて……すごく、嬉しい……」
大地の誘いに応じながら、自らも大地から与えられる煽情的な愛撫に息を乱して、くちづけを交わす。
「まいさんに、されるの……嬉しいけど……やっぱり、ちょっと……」
いつもは余裕に満ちた表情の大地が、困ったようにせつなげに息をつく。
私は、自分の中にあった奇妙な高揚感に従って、口を開いた。