ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
通勤以外はほぼ乗ることもないので、小回りが利くのと、全体的に丸いフォルムが気に入って、新車で買ったものだった。

「……そんなわけ、ないじゃん」
「だよね。
じゃ、僕、明日から迎えに来るから。必要ないって言われても、来るからね?」

横から私をのぞきこんで、大地は楽しそうに笑う。
……ストーカーか、こいつ。

突っ込みながらも、どうせそのうち飽きるだろうという思いから、私はそれ以上、大地の申し出を拒まなかった。



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