ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
「何って……夜這い?」
「そんなん分かってるわよっ……。
じゃなくて、父さんがいるのに、何考えているのかってコトよ!」
あまりの軽率さに、自然と語気が荒くなる。
そんな私の口元を片手で覆って、大地はもう一度、自らの唇に指を立てた。
「だから、お静かに。
念のため、部屋に鍵をかけておいたけど、あんまり大きな声であえがないでね、お姉さん」
「──もうっ」
あきれ果てて、言葉がでてこない。ムッとして、大地に背を向けた。
そこへ、大地の恨みがましい声がかかる。
「もっと甘えていいって言ったのは、まいさんなのに……」
「そういう意味じゃないわよ。……解ってるくせに」
「解らないよ。僕、まだコドモだし……」
吐息が耳元をくすぐる。後ろから抱きつかれ、胸をさわられた。
甘えるように、大地が私の髪に顔を寄せてきた。
「──まいさん……?」
なんの反応も示さないでいると、大地がとまどったように呼びかけてきた。
それが確かな証に、大地はそれ以上、行為を押し進めようとはしなかった。
「そういう気分じゃないなら何もしないけど、でも、一緒に寝るくらいは、いいでしょう?
お父さんが起きる前には、自分の部屋に戻るし。
……それでも……ダメ……?」
窺ってくる声が、あまりにも寂しげで……ついには、大地の要求におれてしまった。
「……少しの間だけだからね?」
「やった!」
寝返りをうって言うと、大地は顔を輝かせた。ギュッと私に、しがみついてくる。
「そんなん分かってるわよっ……。
じゃなくて、父さんがいるのに、何考えているのかってコトよ!」
あまりの軽率さに、自然と語気が荒くなる。
そんな私の口元を片手で覆って、大地はもう一度、自らの唇に指を立てた。
「だから、お静かに。
念のため、部屋に鍵をかけておいたけど、あんまり大きな声であえがないでね、お姉さん」
「──もうっ」
あきれ果てて、言葉がでてこない。ムッとして、大地に背を向けた。
そこへ、大地の恨みがましい声がかかる。
「もっと甘えていいって言ったのは、まいさんなのに……」
「そういう意味じゃないわよ。……解ってるくせに」
「解らないよ。僕、まだコドモだし……」
吐息が耳元をくすぐる。後ろから抱きつかれ、胸をさわられた。
甘えるように、大地が私の髪に顔を寄せてきた。
「──まいさん……?」
なんの反応も示さないでいると、大地がとまどったように呼びかけてきた。
それが確かな証に、大地はそれ以上、行為を押し進めようとはしなかった。
「そういう気分じゃないなら何もしないけど、でも、一緒に寝るくらいは、いいでしょう?
お父さんが起きる前には、自分の部屋に戻るし。
……それでも……ダメ……?」
窺ってくる声が、あまりにも寂しげで……ついには、大地の要求におれてしまった。
「……少しの間だけだからね?」
「やった!」
寝返りをうって言うと、大地は顔を輝かせた。ギュッと私に、しがみついてくる。