ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
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受話器の向こう側で、父さんが苦笑いしたのが分かった。
「お前のそういうところ、ホント、つくづく母さんに似たんだなぁ……」
聡子伯母さんに啖呵切っちゃったから、父さんも承知しといてね、と外出先の父さんへと電話したのだった。
父さんのしみじみとした物言いに、眉を寄せる。
「伯母さんに文句言われたからって、いまさら大地をどうこうするつもりはないでしょう!? 私、間違ったことしたなんて、思ってないからね!」
「解ってるよ。……ありがとう、舞美」
優しく穏やかな感謝。なんだか急に、背中がムズ痒くなって、ぶっきらぼうに言った。
「じゃ、帰りの運転、気をつけてね。あ、変なお土産ならいらないからね!」
「分かった分かった。……ところで、大地くんは、どうしてる?」
「今、お風呂に入ってるところ」
「そうか……。まぁ、彼とは、帰ってからゆっくり話そう」
受話器の向こう側で、父さんが苦笑いしたのが分かった。
「お前のそういうところ、ホント、つくづく母さんに似たんだなぁ……」
聡子伯母さんに啖呵切っちゃったから、父さんも承知しといてね、と外出先の父さんへと電話したのだった。
父さんのしみじみとした物言いに、眉を寄せる。
「伯母さんに文句言われたからって、いまさら大地をどうこうするつもりはないでしょう!? 私、間違ったことしたなんて、思ってないからね!」
「解ってるよ。……ありがとう、舞美」
優しく穏やかな感謝。なんだか急に、背中がムズ痒くなって、ぶっきらぼうに言った。
「じゃ、帰りの運転、気をつけてね。あ、変なお土産ならいらないからね!」
「分かった分かった。……ところで、大地くんは、どうしてる?」
「今、お風呂に入ってるところ」
「そうか……。まぁ、彼とは、帰ってからゆっくり話そう」