一途な後輩に、秘密に溺愛されてます。
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
放課後。部活が終わった後に、なぜかもの凄い勢いで悧來がやってきた。
「センパイ、合コン行くって本当ですか?」
「なんで知ってるの?」
「綿乃先輩から聞きました」
二人の情報交換速すぎない?
「本当に行くんですか?」
「本当に行きますけど」
さらっと肯定すると、悧來の顔が分かりやすく嫌そうに歪められた。
なんで悧來がそんなに嫌そうにするの。
「合コンはセンパイのタイプとはかけ離れた超チャラい人しか来ませんよ」
女に飢えたオオカミだらけです、なんて言われても、もう了承したんだから。
「センパイには合コンは似合わないよ」
「……あんたに何が分かるの」