一途な後輩に、秘密に溺愛されてます。
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「へえ~恋奈ちゃんって言うんだ、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします……」
ご、合コンヤバい。
開催場所はカラオケ。
一緒に参加する女子は咲菜の友達だと言っていたから、皆穏やかで優しい子たちだと踏んでいたのに。
始めの和やかな空気から一変、男子がきた瞬間目の色が変わっていた。
全員獲物を狩るような目をしていて、ちょっと怖じ気づく。
そんな時、ちょうど隣に腰かけてきた誰か。
「恋奈ちゃん…だよね。緊張してる?」
「ああ、まあ……はい。初めて参加するもので、」
そう言うと、隣の男は目をぱちぱちと瞬かせた。
私、変なこと言った?
「え、恋奈ちゃん合コン初ってまじ?めちゃくちゃ意外だわ~」
「そんなに?」
「だって慣れてそうに見えたから」