一途な後輩に、秘密に溺愛されてます。
プレゼント



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「恋奈せんぱーい、ココってどうします?」



「えーとね、そこはーーー」




結局あまりいい対策案が浮かばす、卒業式の後に時間をもうけることに。めちゃくちゃ普通。


たぶん卒業式の前にも渡したり告白したり、いろいろあるだろうけど、もうそれは三年生次第だと(投げやりに)決断した。



「美澄ー正門の前の飾り、これでいいかな?」


「うん、いい感じ。もう少し花の数足した方がいいかも」


「了解」


「生徒会長ー、先生が相談あるってー」


「はいはーい!」




少し、いやかなり忙しい。


近づく日付けと共に比例して、みんなの疲れは溜まっていく一方、やる気も溢れている。



……皆で成功させたいな。




「……ふう」



大きな荷物をずっと運び続けていたせいか、腕がぴりぴり痺れる。



手をぷらぷらさせていると、ひょいっと目の前の荷物が持ち上がった。



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