【完】恋情を拗らせた幼なじみ社長は、訳アリ令嬢を執愛している。
「……っんん」
優しいなぁと思ってる暇もなく、碧さんからのキスは容赦なく降り注ぎ噛み付く獣のように深いキスを続ける。
「……っ、あ、おくっ」
「呼び方治ったね、やっぱりさん付けじゃなくて前みたいに碧くんって呼んでよ」
「う、ん……はぅ」
彼はキスをしながらブラに手を入れてゆっくりとブラを脱がし取った。
露わになった胸をゆっくりと揉みながら、耳や首筋に鎖骨と下に下がり傷痕をなぞるようにキスを落として行った。愛でるように優しいキスで唇が触れるたびに肌が熱い。
「傷を見て俺に悪いって思ってた?」
「うん……小さな頃、あの事故は碧くんは関係ないのに責められてだけど私には何もできなかった」
「そんなことないよ。麗ちゃんがいたから俺は頑張れた。君を幸せにしたくて」
碧くんはそう言うと私の頭を撫でながらキスを落とす。