恋愛デビュー *

 
 想はフェンスに寄り掛かって


 
  手招きをしている。



 不意にそんな仕草にドキッとしたのは気のせいだろう。





  「何さ。」




  私は眉をしかめる。



 「いいから来い。」




  私は言われた通りにヤツの横に歩み寄った。




 
 「弘樹さっ、最近すごく幸せそうなんだよね。」





  行き成り ひろですか!?




 「 うっうん 」




 「何て言うか、だから/////恋って良いなぁとか思ったり」




 何故かヤツの顔は赤くなっていて、




 「アンタ熱でもあるの?」



  「ちげーし!


   飯食うぞ!」



  やっぱり コイツは変なヤツだ・・・・・








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