恋愛デビュー *



  玄関に行くともうヤツは居て。



  「おせーよ」




 って言って歩き出した。



 私とヤツは一定の距離を保って─。




 「良いの?彼女いるのに・・・・」





 するとヤツは悲しげな顔をして




 「あぁ。」



 何でそんなに悲しそうなのよ




 もう少しで家に着く




 この時間が終わってほしくないと思う。





 でも 今日でキッパリしようと思った。







 私の家の前に着いた。



 「じゃぁな。」



  「・・・・待って!」



 私は勢いでヤツの手をつかんでいる。





 




 
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