4月1日、24時。
23:40
23時40分。
「今年で最後ってなんで?」
臣の顔が、ちょっと不機嫌になってる。
わかってないね、臣。
「今年で最後っていうか、今日だけじゃなくて……もうわたしの部屋に来たらダメ」
好きな子がいるのに、こんな風に女子の部屋に来ちゃダメだよ。
……臣にとってはわたしは女子じゃないのかもしれないけど。
「わたし、もう高校生だし。臣だって今日から中三でしょ? こういう子どもっぽいのはやめにしようよ」
「……」
ムッとした顔で黙ってる。
「臣?」
「……侑莉は?」
「え?」
「侑莉は、好きなやつとかいるの?」
「えっ!?」
今度はわたしが焦りだす。
本人に聞かれたら、どう答えたらいいの? って。
「今年で最後ってなんで?」
臣の顔が、ちょっと不機嫌になってる。
わかってないね、臣。
「今年で最後っていうか、今日だけじゃなくて……もうわたしの部屋に来たらダメ」
好きな子がいるのに、こんな風に女子の部屋に来ちゃダメだよ。
……臣にとってはわたしは女子じゃないのかもしれないけど。
「わたし、もう高校生だし。臣だって今日から中三でしょ? こういう子どもっぽいのはやめにしようよ」
「……」
ムッとした顔で黙ってる。
「臣?」
「……侑莉は?」
「え?」
「侑莉は、好きなやつとかいるの?」
「えっ!?」
今度はわたしが焦りだす。
本人に聞かれたら、どう答えたらいいの? って。