4月1日、24時。
落ち着け、自分。
「……いるよ」
「え、誰?」
あ、びっくりしてる顔。
「だ、誰だっていいでしょ? 臣に関係ない」
ますます不機嫌そう。
「……侑莉にとって、俺って何?」
「え……」
そんな質問されると思わなかった。
そんなの〝好きな人〟に決まってるでしょ?
なんて、言えるわけない。
「そんなの、〝一個下の幼なじみ〟に決まってるでしょ?」
「それだけ?」
何? その聞き方。
「それだけだよ」
臣が不機嫌だから、わたしもつられてムッとする。
「……」
臣はさっきからずっと不機嫌。
「……俺のこと、好きなのかと思ってた」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
だけど、すぐにわかった。
〝わたしの気持ちなんて、とっくにバレてたんだ〟って。
「何言ってるの? そんなわけないじゃん」
言えるわけない。
「……いるよ」
「え、誰?」
あ、びっくりしてる顔。
「だ、誰だっていいでしょ? 臣に関係ない」
ますます不機嫌そう。
「……侑莉にとって、俺って何?」
「え……」
そんな質問されると思わなかった。
そんなの〝好きな人〟に決まってるでしょ?
なんて、言えるわけない。
「そんなの、〝一個下の幼なじみ〟に決まってるでしょ?」
「それだけ?」
何? その聞き方。
「それだけだよ」
臣が不機嫌だから、わたしもつられてムッとする。
「……」
臣はさっきからずっと不機嫌。
「……俺のこと、好きなのかと思ってた」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
だけど、すぐにわかった。
〝わたしの気持ちなんて、とっくにバレてたんだ〟って。
「何言ってるの? そんなわけないじゃん」
言えるわけない。