4月1日、24時。
「好きじゃないよ」
臣には他に好きな子がいるのに。
「ほんとに?」
ひどいよ、こんな質問。
「ほんと」
「だけどさあ……」
せめて、仲のいい幼なじみでいさせて欲しいのに。
「ないよ」
「でも」
それもダメだって言うの?
「しつこいよ」
「……だったら侑莉、なんで泣きそうなの?」
……こんなの、涙が勝手にあふれてきちゃうんだよ。
「……嫌い。……臣なんて」
好きだよ。
「年下で、子どもっぽくて」
大好きなの。
「いじわるで」
ほんとは、ずっと好き。
「大っ嫌い」
他の子のものになんて、ならないでよ。
臣には他に好きな子がいるのに。
「ほんとに?」
ひどいよ、こんな質問。
「ほんと」
「だけどさあ……」
せめて、仲のいい幼なじみでいさせて欲しいのに。
「ないよ」
「でも」
それもダメだって言うの?
「しつこいよ」
「……だったら侑莉、なんで泣きそうなの?」
……こんなの、涙が勝手にあふれてきちゃうんだよ。
「……嫌い。……臣なんて」
好きだよ。
「年下で、子どもっぽくて」
大好きなの。
「いじわるで」
ほんとは、ずっと好き。
「大っ嫌い」
他の子のものになんて、ならないでよ。