4月1日、24時。
23:55
23時55分。
「だからもう絶対ランドセル姿なんて見せたくなかったし、身長伸ばすために牛乳だっていっぱい飲んだ」
全然知らなかった。
「放課後と休みの日は友だちとバスケとかスポーツして、身長伸ばすために頑張ったんだよ」
「嘘……」
「ほんと」
信じられない。
「……ふっ」
思わず笑っちゃったら、臣が照れたようにムッとする。
「どうしたら侑莉に男として見てもらえるか、ずっと考えて、勉強して」
だから中学生になったら急に行動が大人っぽくなってたんだ。
「臣、かわいい。ふふ」
また笑っちゃったら、臣がわたしのほっぺをぎゅってつぶした。
「〝かわいい〟なんて言われるのも、笑われるのも全然うれしくないけど」
「……」
「侑莉が誕生日に笑っててくれるのは、すごくうれしい」
今は臣の方が泣きそうな顔してる。
初めて見る顔に、キュンッて胸がしめつけられる。
「だからもう絶対ランドセル姿なんて見せたくなかったし、身長伸ばすために牛乳だっていっぱい飲んだ」
全然知らなかった。
「放課後と休みの日は友だちとバスケとかスポーツして、身長伸ばすために頑張ったんだよ」
「嘘……」
「ほんと」
信じられない。
「……ふっ」
思わず笑っちゃったら、臣が照れたようにムッとする。
「どうしたら侑莉に男として見てもらえるか、ずっと考えて、勉強して」
だから中学生になったら急に行動が大人っぽくなってたんだ。
「臣、かわいい。ふふ」
また笑っちゃったら、臣がわたしのほっぺをぎゅってつぶした。
「〝かわいい〟なんて言われるのも、笑われるのも全然うれしくないけど」
「……」
「侑莉が誕生日に笑っててくれるのは、すごくうれしい」
今は臣の方が泣きそうな顔してる。
初めて見る顔に、キュンッて胸がしめつけられる。