初恋、それはこんな気持ちで――。
ついにふたりがデートの約束をした日がやってくる。兄貴が家を出る前に、とりあえず自転車で公園に行き、サッカーボールを蹴ってふたりのことを考えないようにしようと思った。だけど気がつけば、遊園地に来ていた。
なんか、明らかにふたりを追いかけてきたみたいで、なんとなくふたりにはバレたくないなと思い、黒いパーカーのフードを被る。
来てはみたけれど、どうしようかなと考えながら中でうろうろしていたら、ふたりをみつけた。しかも亜結奈は、亜結奈が苦手なお化け屋敷の中に入っていった。
急いで10枚綴りのチケットを買い、お化け屋敷の入口にいた女の人にチケットを3枚渡した。
亜結奈のあとを追い、中に入っていく。
亜結奈はお化け屋敷が苦手なのに、なんで中に入ったんだよ。亜結奈はお化け屋敷だけではなくて、暗いところでいきなり音がなったりするのも苦手だった。
亜結奈の後ろ姿がうっすら見えると、手をとり入口から外にでる。
そうして今に至るわけだ。
「……叶和くん、どうしてここにいるの?」
「亜結奈が、苦手なお化け屋敷に入ったから……」
「苦手って覚えてくれてたんだ……いや、それよりも、どうして遊園地にいるの?」
そう聞かれて、どう答えようか迷ったけれど「亜結奈と兄貴がふたりきりでデートするのが嫌だったから……」と、正直な気持ちを伝えた。
なんか、明らかにふたりを追いかけてきたみたいで、なんとなくふたりにはバレたくないなと思い、黒いパーカーのフードを被る。
来てはみたけれど、どうしようかなと考えながら中でうろうろしていたら、ふたりをみつけた。しかも亜結奈は、亜結奈が苦手なお化け屋敷の中に入っていった。
急いで10枚綴りのチケットを買い、お化け屋敷の入口にいた女の人にチケットを3枚渡した。
亜結奈のあとを追い、中に入っていく。
亜結奈はお化け屋敷が苦手なのに、なんで中に入ったんだよ。亜結奈はお化け屋敷だけではなくて、暗いところでいきなり音がなったりするのも苦手だった。
亜結奈の後ろ姿がうっすら見えると、手をとり入口から外にでる。
そうして今に至るわけだ。
「……叶和くん、どうしてここにいるの?」
「亜結奈が、苦手なお化け屋敷に入ったから……」
「苦手って覚えてくれてたんだ……いや、それよりも、どうして遊園地にいるの?」
そう聞かれて、どう答えようか迷ったけれど「亜結奈と兄貴がふたりきりでデートするのが嫌だったから……」と、正直な気持ちを伝えた。