初恋、それはこんな気持ちで――。
番外編*湊の『初恋』と『願い』
亜結奈ちゃんと遊園地デートに行ってから3ヶ月後の日曜日の朝。
なんとなく外に出ると、亜結奈ちゃんとばったり会った。
「亜結奈ちゃん、おはよう」
「湊にいちゃんだ。おはよう」
叶和から亜結奈ちゃんとの話は少しだけ訊いていた。
俺は気になっていた質問を亜結奈ちゃんにした。
「亜結奈ちゃん、叶和への気持ちはどうなった?」
「なんかね、叶和くんを意識してからどんどん好きになって……。恋する気持ちが分かってきたよ」
「そっか、上手くいってるんだ。良かったね」
「良かったね」なんて言ったけれど、実は心の中は複雑だった。俺の初恋の相手は亜結奈ちゃんで、今でも気になる女の子だったからだ。
一目見たときから可愛いなって思って、出会ってすぐに亜結奈ちゃんのことが好きになっていた。
他の人と一瞬だけ付き合ってみたこともあったけど、その時も亜結奈ちゃんのことを想っていて。だから、やっぱり他の誰かと恋人になるのは無理だと思い、一瞬で別れた。
なんとなく外に出ると、亜結奈ちゃんとばったり会った。
「亜結奈ちゃん、おはよう」
「湊にいちゃんだ。おはよう」
叶和から亜結奈ちゃんとの話は少しだけ訊いていた。
俺は気になっていた質問を亜結奈ちゃんにした。
「亜結奈ちゃん、叶和への気持ちはどうなった?」
「なんかね、叶和くんを意識してからどんどん好きになって……。恋する気持ちが分かってきたよ」
「そっか、上手くいってるんだ。良かったね」
「良かったね」なんて言ったけれど、実は心の中は複雑だった。俺の初恋の相手は亜結奈ちゃんで、今でも気になる女の子だったからだ。
一目見たときから可愛いなって思って、出会ってすぐに亜結奈ちゃんのことが好きになっていた。
他の人と一瞬だけ付き合ってみたこともあったけど、その時も亜結奈ちゃんのことを想っていて。だから、やっぱり他の誰かと恋人になるのは無理だと思い、一瞬で別れた。