「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる～溺愛されて聖女の力が開花しました～

　異常な仕事量を聞いた時、ジークハルトはすぐその対応にあたった。

　洗濯物はもちろん、城中の清掃をひとりでさせるといった馬鹿げたことをさせるなと通達したはずなのに、まだ見落としているものがあるようだ。

（倉庫の件も、事故ではないのか）

　連れて来て以来、心に留めてはいても積極的に関わろうとしなかったジークハルトは、自身の行いを反省して彼女に気をつけるようになった。

　家令やメイド長にも指示を徹底させたはずが、なぜこんなことになっているのか。