「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~
尻尾をつまんで引っ張ると、リュースは情けない声を上げていやいや首を振った。
「ジークハルトさん。今、あの」
ジークと呼んでいいと言われたのも忘れて話を戻そうとすると、ジークハルトは難しい顔で呟いた。
「……仕事が欲しい、か」
どうやらエレオノールの余計なひと言については聞き逃したらしい。
真面目な顔を見てエレオノールは内心胸を撫でおろした。
(私の話を聞いたうえで寄り添ってくれるいい人なんだから、力になりたいって思っても別におかしくない。それなのにどうしてこんなに顔が熱いの)
そんなふうに思っていると、ジークハルトが口を開く。
「いっそ、俺の世話でもするか?」
「ジークハルトさん。今、あの」
ジークと呼んでいいと言われたのも忘れて話を戻そうとすると、ジークハルトは難しい顔で呟いた。
「……仕事が欲しい、か」
どうやらエレオノールの余計なひと言については聞き逃したらしい。
真面目な顔を見てエレオノールは内心胸を撫でおろした。
(私の話を聞いたうえで寄り添ってくれるいい人なんだから、力になりたいって思っても別におかしくない。それなのにどうしてこんなに顔が熱いの)
そんなふうに思っていると、ジークハルトが口を開く。
「いっそ、俺の世話でもするか?」